片江館で支える入居者さんの最期 片江館の看取り対応とは…
2024.10.22
片江館で支える入居者さんの最期
片江館だからできる看取り対応とは…
こんにちは! たいよう片江館 施設長の郡です。
これまで看護師として働く中で
「病院でたんたんと患者さんに接する」
「退院が早くて、あっという間に別れが来る」
こんな経験ありませんか?
今回は片江館での
看取り対応についてご紹介します。
片江館での看取りとは?
たいよう片江館では希望があれば、
施設での看取りを行っています。
「できるだけ入居者さんの希望をかなえながら、
最期を迎えてほしい。」
そんな思いから、
施設全体で協力して看取り対応を行っています。
看取り対応に対して、
看護師の藤野さんはこう話されました。
「前職ではできないことが多くて、
もっとこんなことができたらいいのに
と思ったこともありましたが、
今は片江館だからこそ、
入居者さんが望む最期を実現できています。」
入居者様が望む最期を
片江館は、76床の大規模施設。
だからこそ、職員全員で協力、助け合いながら
入居者さん一人一人のサポートを実施しています。
周りの助けを借りながらちゃんと一人に向き合い、
入居者さんの希望をできる限り実現しています。
「ちゃんとご飯を食べて、
みんなと一緒ににぎやかに過ごしたい」
先日、看取り対応があった入居者さんは、
水分を自分でとることも難しく、
固形の食べ物は食べることができない状態。
かつ、ご自身のお部屋で
一人で横になっている状態でした。
しかし、入居者さんの最後の希望は
「ちゃんとご飯を食べて、
みんなと一緒ににぎやかに過ごしたい」
この希望を施設でかなえるには、
大きな決断が必要です。
看護師藤野さんは当時の状況をこう語ります。
「もしかしたらその希望を叶えることで、
誤飲してしまうリスクだってあります。
それでも、本人が望む最期を迎えるには
みんなでどうにか叶えたいと思っていました。」
そこからは看護師さんが先頭に立って、
ご家族さんへの説明、
ケアマネージャー・提携の病院・訪問看護への
連携などを実施。
その職員の思いを関わる皆さんが
くみ取ってくださいました。
最大限入居者さんの変化には注意しながら、
ご飯はミキサー食からおかゆに、
水分もとろみをつけずに
できるだけそのまま提供する。
そして、みんなが日中帯に過ごす
広間のベッドで横になって、
朝はにぎやかな声で目を覚ます。
みんなとにぎやかに過ごす広間で、
希望通り最期の時を迎えました。
素敵な後日談
後日、こんなこともありました。
看護師リーダー原田さん
「看取りの対応が終わって、
ご家族さん、ケアマネさん、関わった方々から
“ありがとう” “この施設を選んでよかった”
と言ってもらいました。
大変なこともあったけど、本当にやってよかった。
涙が出るくらいうれしかったです」
片江館だからできるを増やしたい
まだ全ての希望をかなえることは難しいですが、
片江館では、
最大限入居者さんの望む最期をかなえるため、
日々取り組んでいます。
「もっと○○さんにできることが
あったんじゃないかな…」
そんな後悔をしないために
片江館だからできることを増やしていきます。
片江館ではより良い施設を作るために
みんなで協力して頑張りますので
応援お願いします!